文部科学省 地球観測技術等調査研究委託事業

 バイオ有機素材の宇宙リサイクルシステム開発

Development of space recycling system for bio-organic materials


21世紀型の材料開発は、いかに有機素材の素材としての利点を活かしながら、環境性能を上げていくことができるかに焦点が当てられていくことになります。

本提案では、限られた資源でどのように有機素材を作り、利用し、リサイクルするかという観点で、生物による有機素材作りを行っていきます。 

微小重力下では均一で力学的強度が優れた素材生産が可能となり,得られる新規素材は、宇宙船内で循環型素材として用いられるだけでなく、それらの性質に関する情報は新しい素材産業への応用が期待されます。 

環境性能に優れたバイオ素材の酵素合成,および微生物合成を微小重力下で行い、得られた素材の性質を詳細に調べることで、全く新しい水系反応場におけるバイオ素材生産の可能性を試すことを目的としています。

 ■News & Events
                                         
 2024年3月21日4月1日以降、本HPは東京大学大学院農学生命科学研究科 森林化学研究室ホームページ内に移動予定です。
 2023年11月24日2023年12月12日に、文部科学省・宇宙航空科学技術推進委託費宇宙連携拠点形成プログラム「宇宙でのモノ創り」を北海道大学工学部フロンティア応用科学研究棟2階セミナーホールで開催します。

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 2023年11月8日有人宇宙システム㈱(JAMSS)の実施する第5回Kirara宇宙実験で,東大農学部五十嵐研究室のCDPと北大工学部田島研究室の酢酸菌が国際宇宙ステーションに打ち上げられ,宇宙で酵素によるセルロースの合成・分解実験、および酢酸菌によるセルロースの生産実験を開始しました。
 2023年3月22日東京大学One Earth Guardians育成プログラムとの共催で LUC Lecture「アート×サイエンスで語る、バイオ素材の可能性 -宇宙で作って宇宙でこわす 持続可能なものづくり-」を開催しました。

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 2023年3月15日 有人宇宙システム㈱(JAMSS)の実施する第4回Kirara宇宙実験で,東大農学部五十嵐研究室のCDPと北大工学部田島研究室の酢酸菌が国際宇宙ステーションに打ち上げられ,宇宙でセルロースの合成・生産実験を開始しました。
 2022年11月19日宇宙連携拠点形成プログラムシンポジウム「宇宙で持続可能性を考える」(第477回生存圏シンポジウム・第16回生存圏フォーラム特別講演会)を開催しました。

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 2022年6月11日宇宙連携拠点形成プログラムセミナー「地球から宇宙へ 宇宙から地球へ」をオンラインで開催します。参加にはオンライン事前登録が必要です。プログラムのQRコードをクリックすると登録画面に移動します。

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 2022年3月28日「バイオ有機素材の宇宙リサイクルシステム開発」キックオフシンポジウムを開催します。参加にはオンライン事前登録が必要です。プログラムのQRコードをクリックすると登録画面に移動します。

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 2022年3月17日当プロジェクト代表研究者の東京大学 五十嵐圭日子 教授が「木材腐朽菌の植物細胞壁多糖分解酵素群における構造機能相関」で第62回(2021年度)日本木材学会賞を受賞しました。
 2022年3月15日本サイトの「関連科学情報」の「微小重力環境におけるライフサイエンス研究」のページに、千代田化工建設株式会社 永瀬 睦 様、久保田 幸治 様が「宇宙環境でのライフサイエンス実験の歴史と今後」を寄稿してくださいました。
 2022年3月10日本サイトの「関連科学情報」の「微小重力の科学研究」のページに、(公財)東京都中小企業振興公社産学連携プロジェクトマネージャー 小林 智之 先生が「宇宙環境利用の歴史 ~国際宇宙ステーション利用のイノベーションが生れた来歴~」を寄稿してくださいました。
 2022年3月10日

2022年3月1日に東京大学One Earth Guardians育成プログラムとの共催で行われたLUC Lecture「宇宙のSDGsと地球のSDGs 宇宙でつくって宇宙でこわす 持続可能なものづくり」のプログラムとグラフィックレコーディングを掲載しました。

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 2022年3月1日 東京大学One Earth Guardians育成プログラムとの共催で、LUC Lecture「宇宙のSDGsと地球のSDGs 宇宙でつくって宇宙でこわす 持続可能なものづくり」を開催しました。
 2022年2月4日 有人宇宙システム㈱(JAMSS)の実施する第3回Kirara宇宙実験で,宇宙で生成したセルロースが日本に帰還しました。
 2022年1月29日  東京大学グループの論文「Enzymatic synthesis of cellulose in space: gravity is a crucial factor for building cellulose II gel structure」がCellulose誌に掲載されました。
 2021年12月22日  東京大学One Earth Guardians育成プログラム(OEGs) の第2回「One Earthology Seminar」に参加しました。
 2021年12月21日  有人宇宙システム㈱(JAMSS)の実施する第3回Kirara宇宙実験で,東大農学部五十嵐研究室のCDPが国際宇宙ステーションに打ち上げられ,宇宙でのセルロース合成実験を開始しました。
 2021年11月08日  キックオフミーティングを行いました。


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